歯友會 DCGSブログ

歯科業界(自由診療・保険制度)の経営効率化を支援 歯友會DCGSブログ

当社の三本柱

Three pillars of company

三本柱02

医院経営の安定化と
効率化のお手伝い

女性の感覚を経営に生かす

多くの歯科医院の経営者は男性だと思います。
ここでは、多くの経営者が男性であることを踏まえて書かせていただきます。

歯科医院を経営する場合、多くの女性スタッフを雇用することになると思います。
多くの女性の価値観は必ずしも男性経営者の歯科医とは異なります。最近の若い世代の人たちは男女を問わず、下記のような女性のような価値観に近づいていると考えられます。
これは、アメリカなどの傾向と同じだと思いますが、日本はまだまだその感覚が後れている職場環境が多いので注意が必要です。

  1. 1、お金よりも仕事の中身を重視する傾向がある、いやいや働くような仕事、相手にとって良いとは思えない内容の仕事はしたくない。
  2. 2、生活の質を重視し、無理のある生活を強いられる仕事をしたくない。
  3. 3、女性は感覚的な生き物といわれますが、病院は具合の悪い人が集まる場所ですから、目には見えないエネルギーがたまる場所です。そのような場所がひどくなると女性の働く意欲は落ちます、そうならないよう医院の環境を整える必要があります。

といったところだと思います。
最近では「働き方改革」というのが叫ばれており、「苦しみながら働く」ことから開放されることが企業に求められています。 医療の現場でも、そのような職場を目指す必要があると思います。

また医療の現場では、「働き方改革」とは別に「病院のもつ独特の問題点」もあるので注意が必要です。 経営者としての院長の考え方が変われば、周りは自然に変わってゆくものなのです。
また、病院の働き方を改革するためには、医院の効率化を避けて通ることが不可能です。いかに同じ作業を短時間に終了させ、疲れが溜まらない環境にしなければなりません。

歯科医となった人生をどう考えるべきか?

この記事は、先生によって受ける印象はまちまちでしょう。しかし、歯科医とは全く関係のない家庭で生まれ、歯科医としての職業を客観的に見た考え方です。
また個人個人の資質や性格もありますので、ご自分に当てはまると思われる方は是非お読みください。

今、歯科医院も経営抜きでは考えられない時代となってきました。
しかし、ただ売り上げが上がればそれでよいのでしょうか?
患者さんでいっぱいになればそれでよいのでしょうか?
私は20年以上の臨床に携わり、自分の体調変化や、たくさんの歯科医を観察してきた結果、たどり着いた結論はこうです。

「単に売り上げが上がるだけでは歯科医院の成功とは言えない」、また「患者さんがいっぱいになったからと言ってそれだけでは歯科医として本当に成功したとは決して言えない」ということです。

もちろん保険診療といった枠のなかでは患者さんを相当な数さばかなければ、経営は成り立ちません。 患者さん集めは歯科医にとっては死活問題です。
しかし、本当の意味で成功するにはバランスが重要です。
多くの患者さんを治療するということは、知らず知らずのうちに疾患というマイナスのエネルギー(あくまでも見えない作用の源なので、エネルギーとさせていただきます)を自分が受けてしまっていることに気が付かねばなりません。もちろん家族もその影響を受けてしまうのです。

これらのエネルギーは院長やスタッフにどんどん蓄積してしまい、気が付いた時にはそのせいで自分の具合が悪いことにも気が付かないレベルになっていることが多いです。そして、先生が怒りっぽかったり、イライラしたり、スタッフに当たったりするのはこのようなことが関係していると思うのです。

何人もの歯科衛生士が、体調を壊し、継続的に働くことを断念したり、アルバイト勤務のような無理のない働き方をしているのを見てきました。歯科衛生士の離職率が高いのもそれと大きな関係があると思います。
口は体の中でも最も悪いものがたまる場所です。その中を歯科医は精密な作業で汚れを取り、感染したものを取り除き、治療します。

こう考えると歯科医は他の職業と比べたら、何倍も悪いエネルギーを受けてしまう仕事かもしれません。(もちろん医師や弁護士も似た職種といえます。歯科医の方がつらいかもしれませんが)
多くの歯科医が早死にであったり、体を壊してしまっていることに強い関係があるのではないかと思うようになりました。

また、自分自身の体が悪くなると、どうしてもその雰囲気をエネルギーごと家に持ち帰るため自分の家庭にも暗い影をおとしますし、歯科医の子供がぐれたり、おかしくなってしまうのも、持ち帰ったエネルギーが最も弱い人に影響を与えるからだと思うのです。

そう考えると、歯科医療は患者さんを癒す上でとても大切な職業ですから必要がなくなることは絶対にありません。しかし、歯科医自身ももっと自分に光を当て、診療が自分や家族にどのような影響を与えているのかを考え、少しでも体を整えて、気持ちの余裕が持てるようになってもらいたいと思っています。

人を救えるのが歯科医の喜びです。まさしく自己犠牲です。しかしそれだけではあまりにも大変すぎます。必要であれば自由診療を取り入れて(それには技術も必要ですが)ゆとりを持ち、そしてご自身の疲れや負のエネルギーを取り除く方法を理解し、家にもそのようなエネルギーを持ち帰らないようにすれば、もっと歯科医としての人生が良いものとなる気がするのです。

患者さんは数がくればよいのか?

これから自由診療で患者さんを治療しようとする場合でも、またそうでない場合でも、どのような「患者さんが来院されるのか?」はとても重要なことです。
大手チェーン店ですら、クレーマーや扱いに困ったお客さんが増えてしまうことで、仕事どころではなくなってしまうことも少なくありません。

我々の業界も、治療に専念したいのに、それとは別のことに時間を取られ、治療どころではなくなることが少なくないわけです。これこそが最大の非効率の原因とも言えます。
またインターネットが発達した今日、自分のホームページで特徴を出し、自分が診療したい患者さんに訴えかける様にするべきでしょうし、こちらが良しとしないことを患者さんにもして頂かないように働きかけることも必要です。

世の中にはさまざまな製品が売られており、それぞれに特徴があります。
これだけ価値観が多様化した時代に、すべての人に高い評価を受けるもの作ることは事実上不可能で、やはり、特定の顧客(患者さん)に自らの診療のターゲットを絞ることが、重要になってきます。

自分のニーズに合ったものであれば、多少高くても買いますし、合わないものは比較的割安でも評価は下がり割高感を感じるのが人間です。

この事実は歯の治療も同じで、患者さんが高評価をしてくれるのであれば、自由診療でも納得してもらえますが、歯の治療に重きをなしていない人からは高評価をもらえません。

要するに保険診療を日本人全員が満足しているわけではないことも事実ですし、一方、自由診療を好ましくないと思う人も少なからずいるというのが事実で、ニーズは人それぞれで、歯医者としてどの土俵で勝負してゆくかを決めるだけなのです。

ですから、何でも患者さんを集めればよいというわけではなく、自分のやっていることに賛同してくれる患者さんを選別して来てもらわなければ、一時的に繁盛しても患者さんは来なくなってしまいます。患者さんに合わせた商売のような歯科医院の経営方針など、永続性がないのです。

一方はじめから自由診療で、治療技術を売りとした経営をおこなうのであれば、多くの患者さんを来院してもらう必要も無く(というか来てもらえませんが)、少しずつ信頼してもらえる患者さんを集めてゆくしか方法がないわけです。

私どもが患者さんを診療しながら信頼される自由診療を目指してきた中でどのような患者さんが確実に再び来院してくださるかの傾向をいくつか紹介してゆきます。

1.歯の痛みを確実に取り除いてもらった経験をした患者さん

実は、不快な歯の痛みに耐えながら、通院しても痛みが治らないと、あきらめて歯医者に通いたくないという患者さんが意外に沢山いらっしゃいます。特に根管治療後の予後不良は非常に多く、これをきちんと治してもらえれば、もう怖くて他の歯科医院に浮気をする可能性はきわめて低くなります。
また保険で安易に行われたレジン充填は残留モノマーなどの影響によって痛みが残ったり、咬合を変化させられて患者さんの満足度を著しく落とす場合があり、そのような患者さんの痛みや不快感を取り除いてあげれれば、自由診療でも良い治療を受けたいと考え、ほかの医院に行かなくなります。

2.感染予防に関して不信感を抱いている患者さん

歯科医の側で意外に気を使っていないで信頼を裏切っているのに感染予防対策があります。
「タービンやエンジンを毎回交換しているか?」とか「バキューム等の交換はなされているか?」のみならず、患者さんによっては、「ラバーダムをかけてくれるか?」といったことまで理解して治療を受けに来る方もいらっしゃいます。そのような患者さんの場合は意識が高く、自由診療でも納得して治療を受けてくださいます。またこのような患者さんの場合はじめから選別されているので治療に関する話は早くなる傾向があります。

3.咬合の不具合を適切に理解してもらえた喜びを知った患者さん

咬合に関する知識を十分に持って治療を臨んでいる先生はかなり少なく、また私が調べた限りではほとんどの先生が独自の方式で、きちんとした理論的根拠も無いまま法外な治療費を請求していることがしばしばで、治療の質も一定していません。
咬合の問題で起こる症状はさまざまで、腰痛や肩こりから始まって、自律神経失調症や甲状腺の機能不全にいたるまで、あらゆる疾患の原因となっていることは、われわれ歯科医の経験から想像に難くありません。それらを治療してもらえる先生であれば、まず患者さんはほかの医院に浮気することはありません。なぜならほとんどの患者さんが元の状態に戻ることを非常に恐れているからです。実はこの技術がもっとも信頼を得られる技術ですし、自由診療への近道です。

一方でこの技術を提供する場合、患者さんの状態を見極め、本当に効果が出る相手であるのか?や問題を起こすことが無いかを十分に吟味する必要があります。その方法については当社で行っております、セミナーや実習でお話させていただく予定です。

患者さんにもさまざまな感覚の人がいます。一般的に健康に関心が高く、歯科のIQが高い患者さんは都心部に集中している傾向にあります。
デンタルIQが必ずしも高くない患者さんには以下の特徴があります。

1.審美治療に固執する患者さん

歯の治療を美容と勘違いしている患者さんがいます。女優や俳優でもない限りごく普通の人に対してそこまで歯を気にしてみている相手はいません。もちろん上の前歯などは見た目がある程度わかりにくくすることが必要ではあります。
しかし、奥歯まで白い材料に固執すると、機能に問題が出ます。このように固執がひどい患者さんはトラブルも多いのです。

2.安易におわる治療法や自分の都合、要望を押し通そうとする患者さん

自由診療で治療を受ける患者さんの場合、お金を出すのだからこちらの要望はすべて飲み込んで当然と思っている人も少なくありません。 「結婚式前に治療を終わらせてくれ」とか 「目立たないように矯正治療をして欲しい」

といった治療に対する協力に問題が出るような患者さんの場合も本来の治療の意味をわかっているとは言いがたいです。そもそも治療期間など正確に見極められるものではないので、トラブルとなることもしばしばです。
また要望に従ったために治療方法が不十分で思ったような治療結果が出ないためにトラブルになることもしばしばです。

3.自己診断をしたり、失敗された前医院に固執する患者さん

自由診療で来院する患者さんの中には自分で治療の診断をしたり、計画を立てたりする患者さんもいます。そのような患者さんは自分の中に治癒したという判断基準があり、トラブルとなる可能性があります。また医院を変えたのに前医院に対する不満や怒りが尾を引く患者さんも好ましいとはいえません。いくら適切な治療を受けられなかったとしても、すべてを忘れて前向きな姿勢がないとトラブルの元となります。

なぜ歯科医は疲れるのか?
そのメカニズムと対処法

歯科医や医師、あるいは整体師やアロママッサージ師達の中で患者さんを治療するたびに具合が悪くなる人がいます。
このような人たちを「エンパス体質」と呼ぶことがあるようですが、あくまでも、様々なものに対する反応が敏感なだけで日本人であれば誰しもこのような体質を持っていると考えられます。一説によると「5人に1人がエンパス体質」といわれています。

私の場合、何故治療をするとこれほどまでに疲れるのか?とか時にいらいらしたり、怒りが抑えられなくなったり、へとへとに疲れきってしまうことが35歳を越えるころぐらいからひどくなりました。

今思い出してみると、咬合調整が異常に時間がかかって、へとへとに疲れたり、詰め物を除去するだけなのにうまくいかず、思わずスタッフに当たってしまっている先生を見たり、行っている内容以上に疲れたり、いらいらすることがあったことを思いました。これらは歯科医にとってはとてもつらいことで何とか解決しなければ、歯科医として人生を超えてゆくのは厳しいと常々感じていました。

このことは治療を行う人にとって治療技術習得とあわせて対峙し、解決しなければならない重大な問題と私はとらえています。

歯の治療行為は確かに肉体的に非常に疲れる作業です。中腰の姿勢、目を凝らして細かい部分を覗き込みながら集中して治療を行わなければなりません。更に保険診療では相応数の患者さんをさばかなければならないので、その疲労は非常なものだと思います。

私の場合はもちろん物理的な疲れもありますが、それ以外に、「患者さんからもらってしまう疲れ」があることに気がついたのです。
たとえば、歯の治療で悩んでその悩みを必死に訴える患者さん。その相手をしただけで何もしなくても非常に疲れてしまうことがあります。これらの疲労は治療の効率を下げますので何とかして克服しなければならないのです。

実際、精神科の先生のような仕事で、特に体を動かす作業をしていなくても、「患者さんと話をしているだけなのに体中がカチコチになっている」と精神科の先生を施術した整体の先生から聞いたことがあり、このような種類の疲労は物理的疲労とともに体中のコリを生みます。
もちろん、体の悪い人は、体内から、様々な代謝産物を放出し、医院自体に身体に悪い化学物質が溜まってしまって、院長をはじめスタッフの具合が悪くなることも考えられますので、「頻繁な換気」は絶対に必要です。

一方、経営の悩みを奥さんにしただけで院長はすっきりしますが、奥さんはその分疲弊してしまいます。これも単なる物理的な疲れというより、もらってしまうような疲れではないでしょうか?
これを克服するためには、とにかく診療で受けた物理的かつうけてしまった疲労を翌日まで持ち越さないで、当日中にできるだけ取り除いておくことが非常に重要なのです。

そのために体操法や、ストレッチ法、そして振動装置、そして医院でできる改善方法などが是非とも必要です。これに関する内容はスーパーGPプログラムや講習会でも対処法についてお話し、実習もさせていただく予定です。

実は院長だけでなく、スタッフも同時に思った以上に疲れています。これらもお互い当日中に取り除く作業を行うことで、院長のイライラやスタッフの疲労も改善し医院の効率も雰囲気も格段に良くなるのです。

「名医は早死にする」といわれることがあります。
これは相手から悪いものを取り除く力が強いからかもしれません。
このような問題は本人が気がついていないだけで家族に影響が出たりします。
強い負のエネルギーは敏感な奥さんや子供などに影響を与えます。

院長自身が持ち帰った負のエネルギーで家族が犠牲になってしまうことはよくあることかと思います。「エンパス体質」の親御さんのお子さんは「エンパス体質」の傾向が強いですから、お子さんに悪い影響が出やすいと思います。

これを知らないで、子供が病気になったり、奥さんが早死にしたりすることは、枚挙に暇がありません。医者をやる以上、今後はこのような物理的なものだけではない影響に対してどう対策するのかを学校教育などで教える必要も出てくるのではないかと思います。

私たちはこれらの解決策が中国の気功にあると知りました。歯科医でこのような苦しみのある方はぜひご相談ください。治療技術と合わせて気功(内気功)の方法も伝えさせていただいております。

法令遵守(コンプライアンス)する歯科医院は繁栄する

コンプライアンスとは、最近よく出てくる言葉ですが、一般企業では当たり前でも、個人開業の多い歯科医院ではまだまだ一般的ではありません。
繁栄した歯科医院上位5~10%以内に入るためには、コンプライアンスを徹底した歯科医院作りが必須となるでしょう。

歯科における主なコンプライアンス

1.保険診療と自由診療との分離

混合診療がある程度許されている歯科でも、保険診療と自由診療を同時に行ってはならないのが基本的考え方です。 自由診療で治療を行う際は、予約も保険とは同日にせず、費用も明確化するべきでしょう。(再診料も自由診療として決めておくべきです)

2.感染予防など基本的診療レベルを一定に保つ

感染予防など、治療において必要最低限のレベルは保たれておくべきです。また近年ではユニット内から出る水が細菌でいっぱいになっていることなども、患者さんには知られています。このような滅菌の管理は自由診療で意識の高い患者さんを診療する上でも非常に大切です。

また、院内で働くスタッフにとっても、感染対策が十分になされていない労働環境に対しては、優秀なスタッフほど敏感に反応します。「自分が病気になったとき院長は責任を取ってくれるのか?」、「スタッフの健康に気を使っているのか?」そういったこともスタッフのやる気に大きく影響するのです。

3.被雇用者へは、合法的な管理を徹底する

労働者への条件や待遇が、法的に適切でないと、よい人材が集まらないだけでなく、よい人材がやめてしまったり、仕事に対する意欲が得られず、医院の効率を低下させる原因となります。
多くの経営者はよい人材が欲しいのに、「自分のところにはなかなかよい人材が集まってくれない」といって悩むことが多いでしょう。

しかし、私の経験では、これは経営者自身に問題があることが多いのです。
相手の立場になって「何をして欲しいのか?」そして、「働きやすい環境はいったいどんなものなのか?」

といった感覚で常に経営をしなければなりません。
そう考えると、「法律を遵守していない歯科医院」は最低レベルのことすら出来ていない医院といったレッテルを貼られます。最低限守ってゆく必要があります。もし守られていなければ、たとえよい人材がいても、辞めていってしまいます。

多くの歯科医が医院経営をしていながら、経営に関しては素人のことが多く、さまざまな法令に対する十分な知識がありません。会計上の問題(未集金や売掛金)に対する認識や、労務問題(残業代の未払いや、社会保険の加入、就業規則など)について、知らなかったといって経営していれば、これからはますます経営環境は厳しくなる世の中になってゆくことを理解しておくべきでしょう。

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