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2018.07.03

アメリカ式歯科治療(目次)

アメリカ式歯科治療

日本人の歯科医とアメリカ人の歯科医との違いは何でしょうか?
日本の歯科医を見ていると、本当に大変そうです。身体を酷使しながら働き、自分の身体も家族も犠牲にして働き、常に求人と資金繰り、そして患者さん集めであくせくしながら開業を成功させたとしても、借金を返済するのがやっとの状況です。これほど健康にとって重要な仕事をしていながら、「どうしてこれほどひどい環境になってしまったのか?」「日本の歯科医は報われないな!」といつも思っています。
私が見学してきたアメリカの歯科ではとてもゆとりがあって、院長が笑顔で語りかけながら診察をしている姿がとても印象的でした。
もちろん日本のように保険制度が無いので金額は言い値ですから、ゆとりがあってあたりませでしょう。日本の場合は保険制度という枠の中に歯科医が完全に閉じ込められ、その枠から出ようとしません。
私の経験では、患者さんはしかるべきサービスを受ければ費用を支払うことは当たり前になります。もちろんそれに見合うだけの治療を行わなければなりませんが、うそ偽り無くかかるコストを請求して嫌がる人はいないはずです。
また、それを嫌がる人とは患者さんとしてよい関係は築けません。ただ、自由診療を行うためには歯科治療の根本的な考え方の変革が必要なのです。
20年以上臨床を続けてきたドクターとして、自分自身も、身体と家族を犠牲にして来た感覚は否定できません。そして日本の自由診療で歯の治療自体で成果を挙げようとすると難しいのは、とにかく神経質な人が多いということです。これは体にも問題があることが多いのでとても治療が困難になります。それで多くの日本の歯科医は本質とは違う審美やインプラント治療で自由診療を稼ぐといった本末転倒なスタイルになってしまっている感は否めません。
そう考えると、単にアメリカの技術を日本にもって帰ってきたからといって自由診療の歯科医院を成功できるわけではないのです。
「ゆとりある診療」、そして「歯科医になってよい人生だった」と思えるような環境が私が見学してきたアメリカにはありました。
1、アメリカではなぜアマルガム?
2、アメリカでの歯科医院の実際
3、アメリカと日本の治療何が違うのか?
4、アメリカの名医は控えめ?
5、アメリカの歯科の修復治療とは?(OPERATIVE DENTISTRY)

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