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歯科を取り巻く環境

Environment

2016.05.04

管理技術と固有技術

歯科を取り巻く環境

歯科医療はサービス業であることは確かですが、職人的な技術と患者さんという弱い立場の人を扱う商業であるため、単なる飲食業や、ホテル業のようなサービス業とは全く違うものであると私は考えています。
歯科医としての固有の技術をどれだけ正確に行うことが出来るか、そして患者さんを癒すことができるかということが最も重要です。
また正確に行えるような治療環境を確実に整えることが出来る管理技術がとても大切で、これはホテルなどのサービス売りにするものとは、必ずしも一致するわけではないと私は考えます。
もちろん患者さんに対して無礼な振る舞いや、傷つける発言などをすることは論外ですが、最も重要なのは正しい治療とそれが行える環境が最も先であり、それが整った後に気持ちの良いサービスが出来れば良いのではないかと考えます。
実際の管理技術と固有技術
1、管理技術
管理技術とは、治療環境を整えるための環境の管理を言います。
歯科で最も重要とされる管理技術とは、滅菌管理、機械器具メインテナンス、人材教育管理、在庫管理、請求入金アポイントメント管理、などがあります。
特に滅菌管理、在庫管理、アポイントメント管理は自由診療を行ってゆくうえではとても大切な技術です。これらを確実に行ってゆかなければ高いレベルの歯科医院とはいえません。
また、意外に重要視されていないのが医院の場の作りです。
多くの人が病院は行きたくない場所というイメージを持っています。これは単に痛いからとかだけの理由ではなく、その環境が自分にとってマイナスに働くといった感覚が無意識に働く場所だからです。
私自身も病院に行くと却って体調が悪くなってしまうので、よっぽどのことが無い限り行きたくありません。
しかし、医院の一種の気の流れを整えることで、その感覚を少なくしたり、よりよい環境にしたりすることが出来ます。それこそが場の環境を整え、よい環境を作るものだと考えます。これも重要な環境管理技術の一つであると考えられます。
においや、汚れた環境、スタッフの余裕のない状況はどうしても患者さんにとってはリラックスしにくい環境となってしまいます。これらを改善することが医院の環境つくりではとても大切です。
2、固有技術
固有技術とは先生が独自に持っている治療技術のことで、これこそが自由診療を行ううえで治る技術を提供する上で大切なものです。
修復治療技術、根管治療技術、矯正治療技術、補綴治療技術などがあります。
基本的に大学レベルでの教育では不十分なのですが、卒業教育も開かれている講習会によってレベルがまちまちで「意外に受けても意味のない講習会が多い」といったことが治療レベルの低い自由診療を行い開業医が出来てしまう原因でもあります。
また良心的な歯科医の先生は、却っても技術的な自信が無いので積極的に自由診療を行うことが出来ません。
当社では自信を持って自湯診療を適用できる技術の講習で随時行っております。

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