2016.01.18
冬の時代の終わり
これから歯科医師の人生をばら色にするために!
私自身が歯科治療を行ってゆくうちに、咬合と健康をの強い関係を見出すことができました。
また治療法についても、今までにはなかった咬合採得法によって、悩める人に確実に結果を出せる方法を見出してきました。
咬合と全身との関係は以前から頻繁に言われ続けていましたが、最近では人類の今まで脅威とされてきた疾患である、がんや、感染症が克服されてきたことを機に、歯と全身との関係が「生活の質」を高めることに、さらにに重要な意味を持つ時代となってきました。
これからは、歯の治療を咬合を考えて行うことで、人間の今までは十分に注目することがなかった「生活の質」を高める技術が広まって行くべきですし、そうすることで歯科医の長い冬の時代は終焉を迎えると思います。
ほとんどの歯科医がまだ気が付いていませんが、咬合と全身のバランスを整えながら治療を行うと脳脊髄液の流れが変わったり、体全体の循環が変わり、本人でも信じられないほどの「いわゆる調子が良いという状態」を得ることがあります。
実際、寝たきり老人が入れ歯を治しただけで歩けるようになったという話は昔からありました。
もちろん個人差はあると思いますが、今現代人が抱え、厚生省もがんや脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病の4大疾患の次に位置づけた第5番目の疾患である精神疾患なども歯科治療でも結果が出せると確信していますし、また虚血性疾患の大きな原因と言われている「睡眠時無呼吸症候群」などは多くの日本人の場合、顎の位置の後退位によるかみ合わせの不正が原因であるといわれています。
これらを物理的にアプローチできる歯科治療はこれからの10年後から20年後にかけては素晴らしい将来性を持っているといえるです。
10年後にやりがいのある歯科医療人としての人生を味わうためには、付け焼刃的な審美歯科やマウスピース矯正、インプラントなどの勉強に精を出しているのは少々残念です。これら治療はおそらく10年後には何らかの問題を起こす治療として、健康の質を重視する患者さんにとっては良い印象を残す治療とはいえないと考えられるからです。
健康の根源をなす歯科をより人々の生活の質を向上するための治療であるという存在感を持たせるために、これからの歯科医は咬合学を積極的に習得するべきなのです。
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