歯友會 DCGSブログ

歯科業界(自由診療・保険制度)の経営効率化を支援 歯友會DCGSブログ

歯科を取り巻く環境

Environment

2014.05.08

自由診療開業は開業資金を抑えるべし!

勤務医からでもできる成功するた めの方法とは?

自由診療で開業を行なう場合、開業資金はできるだけ少なくする必要があります。
こんな方法で開業資金を抑えましょう。
1、良好な居抜き物件を探そう
2、機器器材は良いものをじっくり選定しよう

もちろん、理想的な機器をそろえるためには、数千万規模の投資が必要になりますが、良い機器を購入しておけば、長い期間使うことができるので、自分に必要な機器を少しずつ買い揃えてゆけば十分です。どのような機器が性能がよいのか十分わかっていないまま、多くの先生が業者やコンサルタントの言うがままに開業に必要な機器を一度に買い揃え、莫大な借金を抱えているケースが多い気がします。
業者はお手盛りで開業の立地を探索やよい物件の情報を提供してくれますが、当然代わりに「自社のメーカーの機械で開業に必要な機器をすべてそろえてもらうことで通常では考えられない値引きをする」といった条件をだされることがほとんどです。
多くの先生は、どのような機器や機械を購入するのが将来にわたってよいかの判断力がないため、このような「条件付き物件で開業」をしてしまったために、結果的に使いにくい機器を買うことになってしまったり、導入したはいいが、機器の修理費がかさみ、長い年月でみてみると「膨大な経費がかかっていた」という声を聞くことがおおいです。
またちょうど借金が払い終えた頃に、機器が壊れたり故障し始めたりして、機器の更新にお金がかかり、借金しなければならなくなったりします。それではいつまでたってもゆとりを持った診療をすることができません。
良い開業とは、時間がたてばたつほど、ベースとして必要なお金がかからなくなるものであるべきです。
また借金は出来、医院は回っているけど、借金を必死に返済するだけで「地獄のような開業」だったりする例は枚挙に暇がありません。
わたしは、自身に十分な資金がない場合は、「居抜き物件」や、「縁あって引退するような先生の病院を引き継ぐ」といった方法がもっともよいと考えています。アメリカでは、医院引継ぎ仲介ビジネスがあるようで、今後日本でもそのようなビジネスが出てくる可能性があると思います。
今は、引退しても跡継ぎがいない先生も多いと思うのです。
このような形態の場合、機器も古いので破格の価格で購入でき、借金をしないで無理せず開業ができるので、安心して患者さんのための治療が出来ますし、それが信用を生み、長い間診療つづけることが出来ると確信しています。
また、徐々に自分の気に入った機器を導入する余裕もありますし、十分なチャンスができれば、自分の開業している近くで情報収集を時間をかけてでき、立地のよい場所に移転することも可能です。
幸い、都内であれば、患者さんは近所の人だけに頼らなくても、きちんとしたホームページを作成し、ご自身の理念をはっきりさせることで、たとえ遠方でも来院していただけるのです。
ただし、何も知らないで居抜き物件を購入するのは非常にリスクがあります。アメリカでは、引退を予定している歯科医師のもとに 何年が勤め、お互いに納得ができた時点で譲受をするようです。

関連する記事はこちら

PAGETOP