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歯科を取り巻く環境

Environment

2015.07.10

自分以外に誰も助けてくれる人などいない

歯科医師の10年後はこうなる

このような現状の中、歯科医は今後どうやって、幸せをつかめばよいのでしょうか?

1、大学や、歯科医師会などの団体が開業医のために何かをやってくれるわけではないし、本当に歯科医を幸せにできるノウハウも、先見の明も無い。
2、業者が主催する講習会はある程度業者にとってメリットのある講習とならざるを得ない。(患者さんを治療へと導入するだけの本物の技術や自信を得ることはなかなか難しい⇒結局自分の臨床に生かせない)
3、国の国民会保険制度は当分変わる見込はない、また今の保険制度下では、高度化した現代の歯科医療において歯科医が標準的な治療を行える環境ではない。


若い先生がやるべきことは次のことです。

国の制度にかかわらず、自分の治療技術についてきてくれる患者さんだけを集める

弁護士や司法書士、行政書士といった士業や、美容師でも、整体師などといった師業でも、健康保険のような価格を国が決める制度は存在しない。
そのような制度自体賛否両論があるものの、すべてに適応してゆくこと自体が難しい時代になってきていることは確かです。
自由診療にしても、審美治療や、安価な矯正、インプラントのような長い目で見たときの不安要素を抱えている診療がふえることは、必ずしも患者さんにとっても正しい方向性とは言い切れないと思います。
一般的な業種と同じく、自分で高い技術を身につけ、自分の価値に見合う価格で集めた患者さんを診療する体系でなければ、本来の幸せな歯科医にはなれないと考えるわけです。
また、これが歯科医の最終ゴールでもあり、夢でもあるといえるのです。
保険制度に従うということは、独立して開業していながら従業員で甘んじていることと一緒です。
私は、健康保険組合の職員にまるで自分たちがいるから診療ができるかのような態度を取られたとき、「何かが間違っている」と真剣に考え、以後絶対に保険診療はやめてやると決意して8年以上かけて自由診療のみの体系に行き着きました。
紆余曲折はあったものの、決して不可能なことではありません。またそうするためのノウハウと、技術の験算の結果、今は自分の診たい患者さんだけを診るだけでも成り立つ歯科医になれました。
簡単にそこまでいけないにしても、誇りを持った治療を患者さんに提供できる歯科医を一人でも増やしたいと今でも真剣に思っています。もちろんそれなりの素質は必要だと思いますが・・。

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