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歯科を取り巻く環境

Environment

2015.12.15

スタッフが効率よく働けるために

日本の歯科、なぜ効率が悪い?

歯科医の先生方は、スタッフの効率化について次のような問題を抱えていませんでしょうか?
1、なかなか良い人材が採用できない。
2、良い人材を採用してもなかなか長期間勤めてもらえない(辞めてしまう)
3、効率の良い仕事がなかなか出来ていない

これらの問題を解決するためには大きく分けて二つの要素が必要となります。

①労働環境の整備

良いスタッフがなかなか採用できなかったり、居ついてくれない医院の先生は自医院について次のような点について、考えてみると良いでしょう。
1、スタッフと良好なコミュニケーションや人間関係が出来ているか?
2、効率を常に考た仕事が出来ているか?
3、就業規則はあるか?
4、厚生年金など福利厚生は充実しているか?

1については、先生は常に言ったことは実現できるよう努力しましょう、昨日行っていたことがひっくり返るようなことは信頼関係を失いますので避けたほうが良いです。
零細な医院では、院長の奥さんがスタッフを取り仕切ったりしますが、そのことが却ってスタッフとの関係を悪くし、良好な医院の運営を妨げている場合もありますので注意が必要です。
2に関して、効率が悪いとスタッフは必要以上に疲れます。道具の配置や導線、役割分担などを効率よく行うことも非常に重要です。
また、意外に考えないことですが、問題のある患者さんや、わがままな患者さんが来院していることも、スタッフを疲弊させ、著しく効率を妨げます。患者さんを教育したり、注意事項などを掲示して、マナーや常識を守れない患者さんが来院しないようにすることも重要です。
3については自分でも作成は出来ますが、今の時代に沿った就業規則を作成しなければならないことと、条件等で万が一誤った内容で作成してしまうと、スタッフとのトラブルの原因ともなりますので、専門家とよく相談して作成することをお勧めします。(労務士にお願いすると20万程度かかります。安いからといってよいわけではありません。よく相談して信頼できる労務士にお願いしたほうが良いでしょう)
また、スタッフの採用に関しても、口約束だけで採用してしまうことがありますが、採用を決めた時点で、はじめに働いてもらう前に、簡単なものでも良いので労働条件、勤務時間等を書いた「雇用契約書」を作成し、双方で読み合わせながら渡して、サインをしてもらうようにしましょう。
4については労働条件は良い人材を採用する上ではどうしても必要と私の経験から考えます。
確かに社会保険料は医院にとってはこの上もなく負担となりますが、仕事が出来て、頭の回転の早い人ほど、このような労働条件については熟慮しています。
すなわち社会保険加入は良い労働力を得るためには非常に有利な条件ではないかと思います。
②スタッフの健康管理と、医院の場のしつらえ
これが意外に重要です。
多くの歯科医院のスタッフは非常に疲れています。
これは単に忙しいという理由だけでなく、治療を必要としている状態の悪い患者さんを診ることによって、知らず知らずに悪い影響を受けていることが大きく関係しています。
これらを避けるために、以下の事を行うことは重要です。
1、換気をこまめにする。・・悪いエネルギーはこまめに外に出すことが必要です。
2、空気清浄機を使う。・・・最近のプラズマクラスターなどは疲労の予防には意外に効果がある。
3、掃除をする。・・・汚れたらこまめに掃除をすることも重要です。汚れたついたままにすると、医院の環境も悪くなり、疲れが抜けにくくなります。
4、ヨガや整体などの有効活用。・・スタッフにヨガを取り入れたり、整体に通わせたりして積極的に体調の維持を管理しするようにする。
5、セージやアロマを焚く・・病院は悪いエネルギーがたまる場所です、セージやアロマはそのエネルギーを浄化することが出来、意外に効果があります。

そのほかいろいろな方法がありますが、これらの方法によって、一般的に滞りやすい医院の雰囲気を気の流れの良い、心地よい場所に変えましょう。これによって患者さんもリラックスして治療を受けることが出来るようになります。
そのほかに具体的に気をつけることなども含めて、講習会などで話してゆくつもりです。

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