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歯科を取り巻く環境

Environment

2015.01.13

定年の無い歯科医師の考えるべきこと

これから歯科医師の人生をばら色にするために!

われわれ歯科医は今のところ定年制はありません。
技術職ですから、治療を求める人がいればいくつまでも治療をしていてもかまわないのです。
一昔前までは60歳代で治療をする体力に限界を感じ、歯科治療の一線から退く人がほとんどでしたが、今は80歳代の先生も現役で治療をされている先生も結構いらっしゃいます。
これは世の中の流れから言っても当然のことで、今の60歳代70歳代はとにかく健康で元気です。
ですから、これから歯科医師として黄金時代を向かえるためにはわれわれも準備をしておかねばなりません。
そのためには環境と、健康が非常に重要になってきます。
われわれ歯科医はとにかく体力が勝負で、疲れたり体の具合が悪かったりすると集中力がそがれよい仕事が出来ません。また多くの先生が比較的若くしてなくなったり、病気で仕事が出来なくなったりしています。これはやはり歯科医の職業病とも関係があると考えられるのです。
環境とは職場としての歯科医院の環境です。
年を取って体力がなくなったとしても、ストレスなく、そして同じ作業でも疲れることの無い効率性を考えた医院の設備を考える必要があります。
医院の導線から、4ハンドシステムなどのストレスの少ない治療効率の高いシステムなどを取り入れ、また適切な温度管理や空気清浄機などによる空調管理などの環境も重要な要素となるでしょう。
一方年を取ると体力だけでなく、視力なども低下してきます。今はルーペや顕微鏡などそれを補って余りある便利な機器が出てきています。これらの使い方に慣れておけば、視力が低下しても現役でいられるのです。
また健康状態を管理することは非常に重要な要素です。
多くの先生が、40代50代で稼ごうとして無理をし、働けなくなってしまうことをよく耳にします。長く現役でいられることを考えれば、無理をして体を壊すのではなく、体調管理を十分に行って健康な状態を維持しながら長く治療を続けるように努力することは非常に重要になってきます。
特に病院とは具合が悪い人がやってくる場所なので、好むと好まざるとに限らず、こちらも患者さんから悪いものと知らず知らずに受け取ってしまいます。患者さんから悪いものを引き出し、受け取る出来る能力が高い先生であればあるほど本当の名医といえると私は考えます。
そういったことから、名医であればあるほど自分が受け取ってしまった悪いものを取り除いたり、誰かに取り除いてもらわないと自分が健康を害してしまうことになります。これは医師と名前のつく人や歯科衛生士、歯科助手にも言えることです。
医院を構成しているスタッフ全員が健康を維持できる環境を作ることが長い期間現役でいられるコツでもあるのです。体調管理の講習についてはこちらを御参照ください。

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