2015.01.19
正直者こそ報われる
日本の歯科業界の根本を考える
今さまざまな分野で不祥事や不正によって多くの企業が世間から批判を浴び、結果的にもう営業できないほどのダメージを受けたり、大企業の株価が暴落し、株主から訴えられたりしています。
これはまさしく因果応報で、昔からよく「正直者を馬鹿を見る」といますが私からすれば「不正直者は最後に馬鹿を見る」と思うのです。
われわれ歯科業界でも、患者さんのためにならない治療をお金のためにやっているということははっきり言って不正直ものの行為そのものです。
いくら患者が求めても、結果が悪いとわかっている治療してしまっていれば、お金で魂を売ったも同然ですから必ずその報いが来ると思うのです。
いろいろな歯科医が患者は素人だからわからないだろうと馬鹿にしていい加減な治療を行っていることは枚挙に暇がありません。
しかし、実際の患者さんはそこまで馬鹿ではありません。必ずその報いが現れることは自明の事実です。
今インターネットが普及した関係で、ますます本当のことは知れ渡りやすくなりました。インプラントなどは以前は爆発的な勢いでしたが、問題が数多くあることが露呈し始めその数は激減していると聞きます。
今後は審美治療は、マウスピース矯正など付け焼刃的な治療がそもそも無理があることが露呈することは間違いありません。
そのときそれまでその治療を推進してきた先生は一体どうなるでしょうか?
おそらくさまざまな不祥事で取り立たされた会社と同じように、完全に信用を失ってしまうことは間違いないと思います。
正直に治療し、正直に悩む先生こそが最後に報われ、最後まで患者さんがついてきてくれるのです。
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