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治療技術習得

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2016.08.03

2、全く新しい咬合学、咬合採得法とその理論

スーパーGP研修内容詳細

咬合学に関してはさまざまな理論が展開されてきました。
歯の治療をしていて、「噛み合せがどうもしっくりこない」とか、「きちんと咬合採得したはずなのに補綴物が上手く入らない」といったトラブルは良くあることです。
また補綴治療が大きくなればなるほど、患者さんの訴えが難しくなることも実は良く経験することです。
また、特に矯正治療においては、歯を大幅に移動し咬合に大幅な変化を与えてしまうために、
「歯並びはきれいになったけど、調子は却って悪くなったきがする」「かみ合っているように見えるのにに噛めない」といった訴えは非常に多いのです。
歯科医の感覚とは裏腹に、矯正治療を受けた患者さんの約7割が、治療結果に満足していないという事実があるのです。
これは矯正治療自体に噛み合せが考慮されていないために起こっています。
この講習では、「どうして噛み合せが合わないという結果が起こるのか?」「どんな考え方で治療を進めれば治せるのか?」といった具体的な方法論を理解していただく内容となっております。
主な内容
1、普段の治療でも咬合は破壊されている・・・修復、根管治療でも咬合は破壊される。
2、矯正における咬合異常の考え方   ・・・咬合平面は正しいか?左右のひずみはないか?
3、顎位のズレを診断する       ・・・顎位のずれがない人はほとんどいない。
 
また顎関節症の治療に関して、咬合学はさまざまな方法論として治療に使われてきました。
しかし、一方で理論的にはつじつまが合うように考えられていても、実際行ってみると、「治る症例が限られている」とか、「最終的に上手くいかない」など問題も多い理論がほとんどです。
本プログラムでは、今までの考え方とは違ったアプローチから咬合を考え、補綴治療のみならず矯正治療にまでその理論を生かした治療技術を習得して頂きます。
A、全く新しい咬合の考え方
B、オープンバイト症例に咬合の本当の秘密が隠されている?
C、さまざまなパターンの症例の治療例(パターン分析)
D、全く新しい咬合採得法(実習)
本講習では、なぜ「今までの咬合理論の治療で結果が出なかったのか?」に関しての明確な回答と、患者さんの人生まで変えることが出来る、咬合理論に基づいた咬合採得法と実際の補綴、矯正での治療法について習得して頂きます。
咬合に対する新しい考え方
咬合学は全ての治療の基本でありながら、それを考慮した治療計画を立てる技術を教わることはほとんどありません。
今後、保険診療がしぼむ中、自由診療で経営を成り立たせるためには、高度かつ総合的な咬合を含めた治療計画を提示できなければ、患者さんを説得力を持って「自由診療に導く」ことはできません。
また矯正治療や、ブリッジ、パーシャルデンチャー、フルデンチャーなどの、大幅な顎位に影響が想定される治療では、顎位のコントロールを行わななければ治療に将来大きな問題を引き起こすと考えられ、中途半端な診断では将来必ず問題が起こります。
今まで咬合について行われてきたナソロジーおよびシークエンシャル咬合などは、顎位の誘導を行って治療を行うことが多いのですが、実際にCTスキャンを観察すると、通常の単なる顎位の誘導では難しいほどのゆがみが生じていることも少なくありません。
そのような事実とその意味を正しく理解し、全身の一部としての顎位を決める理論とテクニック習得して頂きます。
このテクニックを学ぶことによって、歯科治療が単に歯や顎にとどまらず、全身を治す治療であることを理解し、歯科治療の奥深さを理解することになるでしょう。

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